キャリアデザイン編:2004年01月07日(水)ヘッドハンティング会社の思惑
ヘッドハンティング会社には、3種類ある。
1) グローバルに活動をして、国際企業の現地採用を代行する会社
2) 転職希望者の在庫を持ち、仕事とのマッチングをする会社
3) 「転職情報」という商品を売りつける営業組織
ヘッドハンティング業界には星の数とも言える 数のヘッドハンティング会社が存在しているが、その中でも目立つ会社の特徴を説明する際に、
この3つの指標の濃淡を説明することで、その会社の性格について、かなり的を捉えることができるだろう。
ヘッドハンターの中には、森の自然を壊したり、獲物以外の小動物を撃ち損じるようなハンターもいる。一方、
狙った獲物しかしとめない上手なハンターもいる。密猟者のようなハンターもいる。
このようなたとえは、同業者ならば具体的な状況を想像できるだろうが、そうでないほとんどの方々にはとてもわかりにくい例えかもしれない。
よって、もう少しわかりやすい表現で、ヘッドハンター像、そして彼らの思惑を紹介しよう。
◇ヘッドハンターは営業マンである
A)ヘッドハンターは、売り上げ目標を持っている
B)ヘッドハンターは、新規開拓のために営業に出かける
C)ヘッドハンターの収入は、営業成績に連動している
人を採用する現場にいるヘッドハンターが営業マンであることは、このように疑う余地がない。しいていえば、形の見える商品を売るのではなく、
自らの判断力、情報収集能力、実務能力、プレゼン力、交渉力などを総合的に売り込む営業マンである。よって、「信用が一番」
ということになるのだ。
営業マンがゆえに、抱える悩みは同じである。新人ヘッドハンターや若手は、お客さんからなめられる。
この場合お客さんは一人ではないところがミソである。企業の経営者・人事担当者がお客さんであると同時に、
転職を実際に決断するビジネス人がもう一人のお客さんである。
よって実績を出しているヘッドハンターは、一流の営業マンである。気取ったコンサルタント先生ではないのである。
営業マンとしてプロフェッショナルでなければならないのだ。実績を出せないヘッドハンターの多くはここを取り違えている。営業力がなくて、
どうしてお客さんのニーズにこたえられるというのだろうか。
よってもともと営業マンがゆえに、ヘッドハンターは目に見える結果を常に欲しているのだ。ヘッドハンターもビジネス人である。
常によい仕入れをして、新鮮でまだ値段が高くつくうちに、できるだけよい価値で取引をまとめたい。人を扱っているからといって、
そのようなビジネスの視点がないわけはない。
