キャリアデザイン編:2004年01月05日(月)自分の人生の操縦席に座ること
「自分の人生の操縦席に座ること。」このことを実感できる人は、意外に少ないのが現状だ。
大企業と中小企業で働くことの違いを言いたいのではない。サラリーマンという生き方と独立することの比較をしたいわけでもない。
僕がここで言いたいこと、それは「自分のフライト・プランを持つこと」である。
「自分は何をしているのか」、「どこに向かおうとしているのか」この単純な事実をしっかりと把握していることが大切である。
軌道修正することはよい。実際のパイロットも、飛行機を飛ばせながら、気流の変化に合わせてフライト・プランを修正しているという。
僕が最近心配なことは、間違った方向に進んでいることを知りながら、そのまま対策をとらない人や、
かえってアクセルを踏み込んでしまうような人が増えていることだ。具体的には、いろいろなケースがある。
やりたい仕事ができないまま、現在の職場にとどまり続ける人。給料が下がり続けてモチベーションを下げているのに、
現在の職場にとどまり続ける人。自分の自由になる時間がほとんどないほど残業を続けているのに、現在の職場で働き続けている人。
僕は転職をいたずらに勧めることはしない。どちらかというと、ヘッドハンターのクセに、転職には慎重派である。転職そのものが、
問題解決にならないケースが多いからだ。しかし、「自分の人生の操縦席に座ること」を実感していない人があまりに多い事実には、
愕然とさせられてしまう。
人間は、それぞれに限られた時間と体力、気力しか与えられていないものだ。確かに外は乱気流、嵐の様相でもある。だからといって、
どこに向かうともわからないジャンボジェット機のエコノミー席で、長時間、神経と体力をすりきらせながら、
じっと座席にしがみついているのでは、人生というタイマーが時間切れを迎えてしまう。
「自分の人生の操縦席に座る」ために、軌道修正が必要な瞬間があるかもしれない。そのときは、思い切ってフライト・
プランを書き直すべきである。ジャンボジェット機に乗っていても、常に自分が操縦桿を握っていることを忘れないことである。
別の飛行機に乗り換えることや、セスナ機の操縦席に乗らなければいけないというわけでもない。これらのすべての源は、自らの「フライト・
プラン」のあり方にあるのだ。
僕は自分の人生の操縦席に座りたい。すべての瞬間において、自分の人生の操縦席に座って操縦桿を握っていたい。人生とは、
アドベンチャーではないか。何もかもが面白い。小松俊明キャリア研究室は、そんな「人生を面白がる人たち」の集まるカフェであって欲しい。
