MBA活用編:2004年02月26日(木)MBAへの投資は外資系で刈り取れ
ボーナスや給料カットに心を痛めているビジネスマン、そしてその家族は、今日本全国に大勢いる。一方、
今春闘で満額回答をして、ライバル他社のみならず、自社の社員までも仰天させた会社がある。おなじみ、カルロス・
ゴーン社長が率いる日産自動車である。
「春闘の満額回答は、私の社員への将来投資。必ず社員がやる気を出して、リターンが大きくかえってくる。」闘将の言葉に、
社員はモチベーションをさらにアップさせている。
経済誌に復活不可能とまで酷評されたこともある日産自動車が、たった一人のリーダーの出現で息を吹き返したのだ。今、外資系企業には、
たくさんのカルロス・ゴーン氏がいる。あなたはこれをどう見るか。後手の対応を繰り返す会社の経営幹部と一緒に泥舟に乗り続けるのか。
それとも、あなたの判断で変われぬ会社を見捨てるのか。今こそやる気のあるビジネスマンには、
外資系転職を現実的に考えてもいいタイミングが訪れている。
「外資系企業は脅威である」という論調は、いささか時代遅れな感がする。いまや、
日本企業は外資系企業を目指しているといっても過言ではない。健全な競争を促し、共生を模索しているのである。日本企業、
特に大企業出身の多くのビジネスマンは、外資系企業勤務をはじめてから自分のリズムを取り戻せたと言う人が多い。ライフワーク、
キャリアプランニングという言葉も、「個」を大切にする時代を先取りしていくがごとく使うようになったと言う。なぜか。外資系企業は、「人」
を中心に、スピーディーに変化を遂げていくからである。ビジネスマンは、自分のことは自分で決めていかなければいけない。
変化する会社と歩調をあわせていかなければならないのだ。そしてこのことが、日本企業では実感し得なかった快感として、
ビジネスマンの心を捉えているのである。
外資系企業には、今多くのカルロス・ゴーン氏がいるといった。ひとつの理由は、日本法人社長に外国人が増えているからだ。
一時期に注目されたローカライゼーションの波は、今では全く見ることができない。
日本やアジアのビジネス慣習を全く理解しない欧米人社長が姿を消しつつある中で、日本人を理解し、アジアのビジネスにも造詣が深い、
そうした欧米人、そして最近では中国人社長が、外資系企業には増えている。
これはなぜか。今の日本の状況はそこまで深刻であるということである。グローバライゼーションの中では、
日本人の感覚では現状を変えることができないのだ。
「日本には日本独自の問題がある」という主張を退けるがごとく、国内市場のビジネスにおいても、
日本人ビジネスマンは外国人ビジネスマンに純粋に勝てていない。残念であるが、日本は人材的に世界水準、
アジア水準などから見ても出遅れてしまった。アジアの優秀な人材が続々、国際企業の幹部として日本の外資系企業に送り込まれてきている。
当分この傾向にストップはかからないだろう。
日産自動車は、カルロス・ゴーンを迎えて息を吹き返した。日本人だ、外国人だという議論をしても意味がない。
グローバル化が進んでいる今こそ、現状を打開したいビジネスマンは、外資系企業を目指してみてはどうだろうか。あなたもカルロス・
ゴーン氏と一緒に働くことによって、一人の人間として息を吹き返すことができる。自らの可能性をあきらめてはいけない。
