キャリアについて:2004年03月17日(水)先々今のままの営業だけになることに、焦りを感じます
質問内容:
いつもコラム楽しみにしています。ヘッドハンターとして優秀なだけでなく、男性として、父親として、教育者としても、
魅力的でいらっしゃる方だなと、拝見しております。
このたび、相談をさせて下さい。転職をして、営業の28歳の女性です。営業として、まだまだ未熟さを感じております。ただ、
あっという間に30歳前になって、先輩や上司を見てみると、ほとんど自分と同じ仕事内容で、
違うのはマネジメントをしているかどうかだけだと思うと、このまま営業をやることに不安を感じています。
もちろん、営業のやりがいはありますが、正直言って将来、社内のマネジメントが自分の主な仕事になることは全く望んでいません。
それよりも、自分で新しいことを立ち上げたいと思うようになっています。
それは、会社の業務内容から大きく外れることではないので、今の会社で新規事業に関われればと今考えています。
それを役員にアピールしたい反面、やはり時期早尚なのかと迷っています。
営業だけで毎日が過ぎて気づけば30歳になることに恐れを感じています。この焦りを感じると、会社から突っぱねられるかもしれないけれど、
新規事業を提案したほうがいいのか・・・それとも、もっと営業としてパフォーマンスすることに専念したほうがいいのか、考えています。
はっきりしない質問になっておりますが、営業として自分で自信がつくまで新しいことをやりたいと手を上げるのは、
どうなのか迷っているのです。アドバイスをいただければと思います。
回答:
小松俊明です。このたびは、研究室にご関心を持っていただきまして、ありがとうございます。ご質問いただいた件にお答えいたします。
30歳という年齢を気にしていらっしゃいますね。実際、30歳とはそのように迷う年齢なのかもしれませんね。
それもこれも仕事に慣れてこられた証拠ですし、先々のことにも色々と目を配る余裕があるともいえるわけで、僕は今、
xxさんがそうした悩みを持ったということはとても自然なことであると思います。
営業という仕事は、えてして数字を出すことがすべてのように言われますが、一方で、とても奥の深い仕事であり、サービスの質を高めるなど、
やりがいがある仕事ですよね。自らの志、そしてビジネスの着眼点や切り口が進化していくことを実感できるのも、営業の仕事の特徴です。
売り上げ上、トップ営業マン・レディになることだけが、成長すること、また自信を持つことでは必ずしもないかもしれません。
営業の数字だけ見れば、上には上が常にいるものであり、ここまで売上を上げたら、自分はこうするというゴールセッティングは、
意外に現実的ではないこともあります。
今やりたいことがあるのであれば、基本的に今のチャンスを逃さず、それにトライしてみるのがよいのではないかと思います。
新規事業にかかわりたいのならば、そのアイディアを企画書として作ることが大切です。ただし、今の本業をおろそかにしないことが条件ですね。
少し忙しくなるでしょうが、自分から働きかけて変化をしていくときには、そのようなエネルギーが必要ですから、
ここは頑張りどきかもしれませんね。身近な先輩や上司にまずは自分の考えていることを相談してみることをお勧めします。ただしそれは、
信頼して話の出来る方がいればですが。
優秀な営業の方の将来は、どうしても管理職的なキャリアが待っていますが、それに抵抗を感じる方も多くいます。これは新聞記者に似ています。
記者は、管理職になることを嫌う人がいます。いつまでも取材して原稿を書きつづけたいというのです。営業も同じで、いつまでも前線で、
お客さんと接していたいという人がいます。
xxさんの仕事に対するモチベーションはどこからうまれてくるのか、そのあたりをよく考えてみると、今後、
営業の仕事にいろいろな広がりをもたらせることが出来ることにお気づきになるはずです。どうぞ、何事にも遠慮せず、
積極的に失敗を恐れずに取り組んでみてください。応援しています。
これからもよろしければ、引き続きホームページにご訪問ください。またたまに研究室の懇親会もやります。4月にひとつ、
小さなものをやろうと思っています。よろしければ、こうした機会にも顔を出してくださいね。
では、健康に気をつけてお仕事頑張ってください。
