目次1-2 3)アドバイスを求めよう
世の中には、人のアドバイスを求めない人がいる。その心理は、いかようなものだろうか。
1)アドバイスどおりにやってうまくいったといわれるのが嫌である
>>あくまで自分の才能や知恵の末、いい結果が出たと思いたい
2)そもそも、人のいうことを素直に受け入れることができない性格をしている
>>他人に対するコンプレックスが強いタイプ
3)人に何をどのように聞いたらいいのかわからない
>>実際はコミュニケーションが苦手な不器用なタイプ
人にアドバイスを求めることが上手な人と下手な人がいることは否めない。実際、僕自身、20代の頃は、人にアドバイスを求めることが苦手だった。自分で何でも打開してやろうという、そんな野心とかたくなさがあった。しかし、あるとき、そんな自分がばかばかしく思えた。
「上には上がいるじゃないか」
自分は何様だと思っているのだろう、そんなふうに、ふと思ったのだ。自分より優れた人は、たくさんいるじゃないか。そういう人に遭遇したとき、誠実に教えを請うことができたら、自分にとってどれだけ実りが多いことか。
一方、こんなことも感じた。「教えを請われた相手はどう思うのだろうか。」アドバイスにも、時と場合によって、その質に大きな違いがあるんじゃないかって。
最近の自分は、年のせいもあるのだろうが、人からアドバイスを求められることも増えてきたから、実は「教えを請われた人の気持ち」がよくわかる。
だからあなたがぼくにアドバイスを求めてきたとき、そのときの姿勢と態度しだいでは、こんな気持ちで僕はあなたの話を聞いているかもしれない。
「え、アドバイス?もちろん、いいよ。うーん、でも、君、人にものを聞く姿勢と態度がなってないなあ。だって、こちらの都合を度外視して、たださ、早く答だけ教えてよ、って言う聞き方じゃない?こちらも結構忙しんだよ。それにさ、僕もこんなアドバイスを、一丁前にできるようになったのも、結構地道な努力を続けてきた成果であって、君が今、ここでショートカットしようっていう根性が、うーん、なんか面白くないな。少し手を抜いたアドバイスしようかな。」
そう、デキる人はアドバイスの求め方もうまい。だから、そのアドバイスによって、デキる人はさらにデキるようになる。
逆にアドバイスの求め方が下手な人は、手を抜いたアドバイスがかえってくる。アドバイスを求めることが少ない人は、自分のレベルから脱皮することもない。これでも、早く頭打ち状態になり、そこから抜け出すのに、長い月日を書けることになる。その間に、あなたのライバルは頭ひとつ飛びぬけることになるのだ。
ビジネスって、なかなか厳しい。最後は、謙虚な者が勝つのである。
